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MoMA(ニューヨーク近代美術館) [ アートの部屋]

MoMA
 1920年代末、リリー・P・ブリス、コーネリアス・J・サリバン、ジョン・D・ロックフェラー・ジュニアの芸術に影響力のある3人のパトロンが、従来の保守的な美術館あり方に疑問を持ち、「ゴッホのように死後、作品が評価されるのでは遅すぎる。同時代の芸術家の活動を応援したい」と、現代美術のために新しい美術館を設立することにした。そして1929 年、アルフレッド・H・バー・ジュニアをディレクターに、世界で最も大規模な現代芸術の美術館が、ニューヨークに創設された。

 この美術館は、一般の人たちに熱狂的に迎えられ、10年後の1939 年、規模を拡大して、マンハッタンのミッドタウンに移転する。グッドウィン&ストーンによる設計は、モダニズム建築の特徴を多く備えたもので、ディレクターのバーは、絵画に加え、建築設計、フィルム、写真、彫刻、デッサン、印刷物、絵本をもコレクションの対象とした。

 それに続く拡張は、1950〜60年代に建築家フィリップ・ジョンソンにより、鉄骨とガラスによる増築と彫刻の庭が整備され、都市的な外部空間がつくられた。1984年にシーザー・ペリの増築によってギャラリースペースが倍増し、訪問者設備を高めた。そして2004年、谷口吉生によって設計された新館が完成した....
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イームズ ハング・イット・オー(Charles & Ray Eames)
チャールズ&レイ・イームズ夫妻は、1950年代に入ってから子供を対称にしたプロダクトを数多く手がけ、このコート掛けは1953年の作品。ポップで、子供っぽく見える色使いだが、当時の最先端素材を使っている。好きなものを掛けて使えるが、何もかけないでもオブジェとして楽しめる。

ホワイトストレージボード(Laura Martin)
デザイナーが、自宅の狭いキッチンでスパイスを整理するために作ったボードだが、裁縫道具からビタミン類や文房具まで、どんなものでも気軽に整理整頓できる。高密度ポリプロピレン・プラスチック製。簡単に取り外しができる上部と、磁石の付いた基底部で構成されている。

ティコ ラジオ(Marc Berthier)
マルク・ベルティエのデザインの基本には、いつも軽さというテーマがある。ありきたりな素材を予想もしない方法で使い、デザイン賞を受賞したラジオ。軽く、生活防水機能も備え、衝撃耐性のある合成ゴムのカバーで不思議な触感を作り出した。

タイムスフィア クロック,ホワイト(Gideon Dagan)
赤いボールが文字盤を周回して時を示し、時間の海に浮かんでいるように見える掛け時計。工業デザイナーのギデオン・ダガンがデザインエッセンスを凝縮しデザインした。ダガンは、ハンドヘルド・コンピュータや電子機器などで、多くの特許や賞を獲得している。

スカイアンブレラ(Tibor Kalman EFM)
雨の日に青空を独り占めできるアンブレラは、世界中の雨の日を陽気に変える。グラフィックデザイナーとして前衛的な作品を数多く発表したティボール・カルマンの、ユーモアと驚きにあふれたプロダクトデザイン。カルマンのアイディアで彼が雲を描き、EFMがデザインした。

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room7

hakoさん、niceをありがとうございます。
by room7 (2006-11-29 18:07) 

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