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サティのような... [ 音楽の部屋]

サティの音楽のような...という表現がされることがある。そこでは、すっきりしていて、それでいて、何か懐かしいような不思議な気持ちにさせてくれるもの...という意味合いで使われていたりする。

エリック・サティの音楽は懐かしい。しかし古びたりしない。その実験的な音楽は、計画的に人の脳波に共鳴するようにできているような気さえしてくる。

エリック・サティは、1866年、フランスのノルマンディ地方生まれ。彼の音楽が注目され始めるのは、1911年頃、サティが45歳の時で、かなり遅咲きと言える。最初にラベルらが注目し、1917年に、台本ジャン・コクトー、舞台装置ピカソ、曲サティ、出演デュアギレフのロシア・バレエ団による、バレエ「パラード」が開演される。これは、それまでのバレエの常識を超えたもので、一大スキャンダルを巻き起こした。その後サティの周りに集まった若い作曲家が「6人組み」を結成、彼はいわゆる本流から一線を画す立場となる。ダダの活動にも加わり、ピカビアらとともに、最後まで活動を続ける。そして、バレエ「本日休演」を最後に1925年、享年59歳でこの世を去る。その後、彼の影響を受けた人たちが、いわゆる現代音楽というものを確立していくことになる。

エリック・サティの音楽は、「単純な音形の連続とその間で微妙に変化する近代的な和声進行に特徴がある。」とされているが、それが、どの作曲家にも似ることなく、だれよりも親しみやすく懐かしく、古びたりしない秘密のような気がする。

エリック・サティの良く耳にする曲、「Je te veux」「犬のためのぶよぶよした前奏曲」「乾からびた胎児」「梨の形をした3つの小曲」など。


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エリック・サティの世界エリック・サティの世界:サティの生い立ちや思想、主要作品紹介などに加え、現代作曲家たちによる分析が語られる。

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room7

milkさん、niceをありがとうございます。
by room7 (2006-11-29 18:11) 

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