インドの楽器シタール/楽器は、社会と歴史の具現物? [ 音楽の部屋]
シタールというのは、インドの弦楽器で、「ビートルズ」のジョージ・ハリスンが演奏したことで有名なんですが...(若い人は、知らないかもしれませんが)
全部で18本の弦があって、そのうち12本は、共鳴用です(指で弾いたりせず、他の弾かれる6本の弦の音に共鳴して、一種のエコーのように音を引き延ばしていきます)。残りの6本の内、メロディーを奏でるリードの弦は、一番下の1本だけで、5本は、メロディーに合わせてかき鳴らされます。
結構、複雑な構造らしく、弦楽器の原形として世界に伝搬していって、日本の琵琶なども、これがルーツなどといわれているそうなのですが、伝搬した先では、シンプルな構造となってしまったようです(琵琶は、5本の弦になってしまいました)。
また、弦に役割を持たせるといった考え方など、カースト制との関係を感じさせたりして、インドらしいのかな〜などと思ったりもしました。
楽器は、その地域の文化の産物なんだから、社会と歴史を具現化したものであっても、不思議ではありません。
ちなみに、実際の演奏は、ビートルズのイメージとは、随分違ったもので、もっとナチュラルな印象を受けました。
■もっと、シタールについて知りたい方は、ググってみて下さい。3600件ありました。販売している所も見つかります。
初めまして♪タグ検索で参りました。
シタールの響きはいいですね、昔、ラビシャンカールなる演奏者が来日した折に会場に足を運びました。
ゆっくりと舞台にあがり、素晴らしい演奏に酔いしれました。
タブーラともう一つくらい太鼓のような楽器を従えていたと思います。生演奏を聴いて感激した事思い出しました。
by いっぷく (2008-03-20 22:10)
いっぷくさん、nice!とコメントありがとうございます。ラビシャンカール! それはもう素晴らしい演奏をお聞きですね。私が聞いたのものは2人での演奏だったので、シタールと、もう一人がタブーラともう一つ太鼓を担当していました。
by room7 (2008-03-21 23:03)