ランボー 「Aは黒、Eは白...」 [ 人の部屋/しりとり]
ら
ランボー
アルチュール・ランボー(Jean Nicolas Arthur Rimbaud/1854.10.20〜1891.11.10)
19世紀のフランスの詩人。詩集『地獄の一季節』が有名。16歳で家出。連れ戻されるが、再度家出。パリでヴェルレーヌと出会い、二人で放浪する。2人は恋人関係にあったと考えられていて、そこらへんのことは、レオナルド・デュカプリオ主演の映画「太陽と月に背いて」に詳しく描かれている。
創作期間は1875年までと、ほとんど十代での仕事なのだが、ダダやシュルレアリストに影響を与え、海外の多くの詩人達にも影響を与えている。もちろん日本でも、『ランボオ詩集』を出した中原中也(1907〜1937)が影響を受けていることは有名。早熟の天才の代名詞的な存在。
でも夭折の天才ではないように思う。もちろん37歳で死んでいるのだから、早死にだけれど、ランボー自身の後半生は、世界を歩き、最後はアラビア相手の武器商人として、そこそこ成功していたというのだから。こっちの期間の方が、よほど長い。
さっさと創作をやめてしまい、次に踏み出して行く、そういった逞しさこそがランボーの本質なのではないかと勝手に理解してしまった...それはもう、私が十代ではないということかな。
「Aは黒、Eは白、Iは赤、Uは緑、Oは青...」
「また見つかった
何が、永遠が、
海と溶け合う太陽が。」
など.....
◆詩集など...訳す人の思いによって、伝わるものは違うかも。
地獄の季節 小林 秀雄 版
ランボオ詩集 小林 秀雄 版
地獄の季節—ランボオ詩集
ランボー全詩集
ランボー詩集 堀口 大学 版
ランボー全集 金子 光晴 版
◆レオナルド・デュカプリオの演技も素晴らしい
太陽と月に背いて
ら→乱歩かと思ったら。。。江戸川が先でしたねぇ、、、
by milk-milk (2006-06-21 01:31)
milkさんありがとうございます。
江戸川乱歩! 「え」の時、必ず使いたいですね。「エドガー・アラン・ポー」というのもありだけど...最後は同じ「ぽ」...いっそのこと「江戸川乱歩」のあとに「ポー」で続けるというのはどうでしょう。
by room7 (2006-06-21 12:04)