ロキシー・ミュージック/多様性とは... [ 音楽の部屋]
ロキシー・ミュージック...初めて見た時の印象は、「いろんなタイプの人間が集まって、よくぞ1つのグループでいられるものだ...。」といったもの。これは、YouTubeあたりでビデオを探してみるとよくわかる。まず、ファッションがバラバラである。スーツ姿あり、グラムロック風あり、パンク風あり、ロックンロール風あり、キャバレー風あり....。もちろん、時代は '70年代なのだから、ユニフォームということはあり得ないが、それにしても...である。
http://www.youtube.com/watch?v=NX8DfPiS9aI
デビューアルバム「Roxy Music」からLadytron
特に卓越した技巧を持つプレイヤーはいないらしい。自分たちの個性を発揮する場として音楽を選んだという感じだ。ただ、その個性が際立っていた。
>ブライアン・フェリーの趣味は、自転車にロッククライミングにファッション。舞台に立ったこともあるそうだ。大学卒業後にアートスクールに行き、卒業後は美術学校の教員をしていたという。溢れ出てくる才能に相応しい場を求めていたのかもしれない。キング・クリムゾンのボーカルのテストを受けたこともあるそうだ。こうした彼が持つ多様性が、いろいろな個性を持つメンバーを結びつけていたのかもしれない。退廃を背負った雰囲気が怪しい。
もう一人のブライアン。ブライアン・イーノは、ロックという枠組みを越え、後に環境音楽というジャンルを確立する才人である。ロバート・フィリップやジョン・ケージとコラボレーションしたり、デヴィッド・ボウイやトーキング・ヘッズ、U2などのプロデュースも手がけている。Windows95の電源を入れた後のあの「〜〜〜」という音は、ブライアン・イーノの作曲だという。う〜〜ん、怪しい。
ギターのフィル・マンザネラ、サックスのアンディ・マッケイなども十分に怪しい。
ロキシー・ミュージックの音楽に関しては、始めに音があってそれを積み重ねてできた産物というよりも、予め意図を持ってデザインした何かを、音で表現している...という感じがしていた。。それは、怪しいけど知的?...知的だけど怪しい?...という危ういバランスの上で成り立っているようにも思う。
そんなロキシー・ミュージックがオリジナルメンバーで再結成され、来年、アルバムを発表し、コンサートツアーを行うという。
http://www.barks.jp/news/?id=1000028262
30年たっても、ロキシー・ミュージックは、怪しい存在でいてほしいな。
http://www.youtube.com/watch?v=pAcROm5MHl8
Roxy Musicの行き着いた先、Avalon
◆iTSから
Re-Make / Re-Model (Roxy Music )
Love Is the Drug(Siren )
Avalon (Avalon)
The Best of Roxy Music
◆ロキシー・ミュージックのアルバム
ロキシー・ミュージックのデビュー作。好き勝手なことをやっているようで...。ジャケットからして怪しい。
2枚目のアルバム。イーノは、この後脱退。
エディ・ジョブソンが参加
ロキシー・ミュージックとして最後のアルバム
gackさん、niceありがとうございます。
blog、少しのぞかせてもらいました。
ロックの話など、興味を引くものがたくさんあります。
また尋ねていきます。
by room7 (2006-12-16 09:08)
deacon_blueさん、nice ありがとうございます。
blog、拝見しました。
音楽に対する情熱が伝わってきます。
また訪ねていきます。
by room7 (2006-12-17 10:20)