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マルセル・カルネの涙 [ 人の部屋/しりとり]

◆人名しりとり...
マルセル・カルネ(Marcel Carné/1909.8.18〜 1996.10.31)フランスの映画監督。

マルセル・カルネの涙...といっても、マルセル・カルネが泣いたところは見たことがない...マルセル・カルネの作品に登場する人々の見せる涙のこと。

マルセル・カルネの作品は、タイトル自体、心引かれるものがある。

  ジェニイの家 (1936)
  霧の波止場 (1938)
  北ホテル (1938)
  陽は昇る (1939)
  悪魔が夜来る (1942)
  天井桟敷の人々 (1945)
  枯葉 〜夜の門〜 (1946)
  港のマリィ (1949)
  愛人ジュリエット (1950)
  嘆きのテレーズ (1952)
  われら巴里ッ子 (1954)
  遥かなる国から来た男 (1956)
  危険な曲り角 (1958)
  広場(ひろっぱ) (1960)
  マンハッタンの哀愁 (1965)
  若い狼たち (1967)

「霧」「北」「枯葉」「嘆き」...といった言葉の持つイメージは、ひょっとしてマルセル・カルネによって作られたのでは...と思うぐらい見事である。映画の中の登場人物が流す涙が印象に残り、言葉の持つイメージが固定化されることになったのだろうか...。

また、「天井桟敷」という言葉は、この映画を見た寺山修司が、主宰する劇団名に使用しているのだから、言葉に力があったということなのだろう。

フランス語の原題に忠実なようだから、マルセル・カルネの意図を反映したものなのだろうが...日本語で表記された同様な哀愁を、フランス語が持っているかどうかは、よく知らない。(邦題を付けた人をほめるべき?)

個々の映画については、また機会があったら。

■Marcel Carne a tribute website
http://www.marcel-carne.com/

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北ホテル

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ジェニイの家

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マンハッタンの哀愁

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マルセル・カルネでググってみる


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コメント 2

江戸うっどスキー

こんばんは、お邪魔します。
「天井桟敷の人々」は好きな名画の一つです。やはり、台詞は古臭いですけど、人間模様は魅力的です。この映画が、ドイツ占領下のパリで、3年3ヶ月の期間をかけて撮られた事も驚きです。私も、ブログのタイトルに図々しく使ってます。「天井桟敷」は謂わば入場料の安い大衆席ですから^^;そんな訳で...
by 江戸うっどスキー (2007-04-19 23:37) 

room7

江戸うっどスキーさん、いらっしゃいませ。それから、コメントありがとうございます。
「天井桟敷の人々」は、私も印象に残っている映画の一つです。ジャン=ルイ・バローの奇跡のような演技を忘れることができません。
今後ともよろしくお願いします。
by room7 (2007-04-20 16:08) 

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