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チェコ絵本とアニメーションの世界/刈谷市美術館 [ アートの部屋]

「チェコ絵本とアニメーションの世界」を刈谷市美術館へ見に行ってきた。

ヨゼフ・チャペックヨゼフ・ラダといった時代から現代の作家に至るまでの原画の展示の他に、大きなスクリーンと6〜7台のモニターも使って行われるアニメーション上映、講演会やギャラリートーク、そして、子供から大人に至るまでを対象にした3種類のワークショップ・プログラム、チェコ風お菓子による呈茶など、とても充実した内容となっている。

子供はアニメ制作を体験し、あとから自慢げに見せてくれた。

今に限ったことではないだろうが、子供にとって”アニメ”というと、土日の朝や平日の7時ごろにやっているものをイメージするようで、そういう意味では、少しは頭の中がフレキシブルになったのでは...これは親の希望ですね...。

個人的にはチャペックやラダの無駄を省いた線に魅力を感じた。

そして、こうした展示会を刈谷市美術館という地方の美術館が企画運営していることに驚き感心した。

子供のいるご家庭で、近所に住んでいる方は、是非、ここで1〜2時間を過ごされることをお進めしたい。経験上、3〜4歳ぐらいまでの子供は、言葉の壁を気にしないように思うので...。会期は5月27日まで。

詳しくは、刈谷市美術館のホームページをご覧ください。
http://www.city.kariya.lg.jp/museum/

ヨゼフ・チャペックでググってみる
ヨゼフ・ラダでググってみる
ズデニェク・ミレルでググってみる
イジー・トゥルンカでググってみる
イジー・シャラモウンでググってみる

郵便屋さんのお話 (チャペックのフィルム絵本シリーズ 1)

郵便屋さんのお話 (チャペックのフィルム絵本シリーズ 1)

  • 作者: カレル・チャペック
  • 出版社/メーカー: ゴマブックス
  • 発売日: 2007/05
  • メディア: 単行本
こいぬとこねこは愉快な仲間―なかよしのふたりがどんなおもしろいことをしたか

こいぬとこねこは愉快な仲間―なかよしのふたりがどんなおもしろいことをしたか

  • 作者: ヨゼフ チャペック
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 1996/11
  • メディア: 単行本
長い長いお医者さんの話 (岩波少年文庫 (002))

長い長いお医者さんの話 (岩波少年文庫 (002))

  • 作者: カレル・チャペック
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2000/06
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
園芸家12カ月 (中公文庫)

園芸家12カ月 (中公文庫)

  • 作者: カレル チャペック
  • 出版社/メーカー: 中央公論社
  • 発売日: 1996/03
  • メディア: 文庫
ロボット (岩波文庫)

ロボット (岩波文庫)

  • 作者: 千野 栄一
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2003/03/14
  • メディア: 文庫
ズデネック・ミレルの世界―チェコ・カートゥーン・アニメの巨星

ズデネック・ミレルの世界―チェコ・カートゥーン・アニメの巨星

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: エスクアイア マガジン ジャパン
  • 発売日: 2004/09/28
  • メディア: 単行本
クルテクとズデネック・ミレルの世界 DVD-BOX (完全生産限定版)

クルテクとズデネック・ミレルの世界 DVD-BOX (完全生産限定版)

  • 出版社/メーカー: アニプレックス
  • メディア: DVD
おとぎばなしをしましょう

おとぎばなしをしましょう

  • 作者: フランチシェク フルビーン
  • 出版社/メーカー: プチグラパブリッシング
  • 発売日: 2004/03
  • メディア: 単行本
こえにだしてよみましょう

こえにだしてよみましょう

  • 作者: フランチシェク フルビーン
  • 出版社/メーカー: プチグラパブリッシング
  • 発売日: 2004/05
  • メディア: 単行本
どうぶつだいすき

どうぶつだいすき

  • 作者: イジー ジャーチェク
  • 出版社/メーカー: 平凡社
  • 発売日: 2005/03
  • メディア: 単行本

チェコへ行こう! 絵本と雑貨とちいさな街めぐり

チェコへ行こう! 絵本と雑貨とちいさな街めぐり

  • 作者: すげさわ かよ
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2005/12/10
  • メディア: 単行本


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コメント 4

rabitt

最近評判になっている翻訳もののコミック「大発作」(ダビッド・べー作)。チェコではなくてフランスの漫画家の作品なのですが、絵をながめていて、チェコのアニメ作家(シュヴァンクマイエルやブラザーズ・クウェイ)を連想しました。この漫画家は少年時代、ドイツの幻想文学を愛読していたらしく、それが中央ヨーロッパのアニメを彷彿とさせる一因なのかもしれません。
by rabitt (2007-12-30 16:32) 

room7

rabitt さん、コメントありがとうございます。「大発作」については知りませんでした。今度調べてみます。
最近スロバキアから帰ってきた友人の話を聞く機会があったのですが、社会主義体制下では、アーティストが才能を発揮する場が限られていたみたいです。したがって、挿絵や漫画、アニメの方向に優れた才能が向ったのではないだろうか...という話でした。写真を見せてもらいましたが、いまだに企業広告などはあまりなく、多分、デザインに関しても同様のことが言えるのだろうな...と想像していました。チェコも同じようなことが言えるのかも知れませんね。
by room7 (2008-01-01 00:41) 

rabitt

チェコのすぐれたイラストレーションやアニメに幻想的なものが多いことなどを考えあわせると、このジャンルが社会主義時代を生き延びた理由も分かるような気がします。もっとも。、リアリズムを要求された時代には、幻想的な作品は受け入れられなかったのかもしれませんが…。
by rabitt (2008-01-09 22:23) 

room7

rabittさん、コメントありがとうございます。
スロバキアの町の写真を見せてもらった時、昔の名残を残す中世の町並みと、社会主義時代に建てられた四角い集合住宅の間に、強いコントラストを感じました。これはもう何か、不思議な物語でもシリアスな小説でも、はじまってしまいそうだな...と勝手に受け止めました。生活している人たちは、それはそれで、また別なのでしょうが...。
by room7 (2008-01-10 23:19) 

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