トインビー...歴史は繰り返す [ 人の部屋/しりとり]
◆人名しりとり...と
トインビー(アーノルド・J・トインビー:Arnold Joseph Toynbee/1889.4月.14〜 1975.10.22)イギリスの歴史学者。
トインビーというと、「歴史の研究」ということになるのだが、オリジナルは全部で10巻以上の大作である。それを要約して3冊にまとめたものが出ているが、私は、それをまた要約した中央公論社版の「世界の名著」シリーズを図書館で借りてきて読んだ。(このシリーズは憧れのシリーズなのだ。)
毎日代わり映えのしない日々...とか、世の中はどんどん変化している...とか、浅薄な感覚で捉えがちな世の中を、一つの大きな視点でもって眺めると、非常にスッキリとわかってくることがある。トインビーの「歴史の研究」はそんな本の一つだ。
世の移り変わりの流儀がわかってしまうと、今どんな決断が求められているのかも分かってくるのだろう。実際トインビーは、そんな予言じみた言葉をいっぱい残している。もちろん、彼は予言者ではないので、彼の善意に満ちた希望の言葉として受け止めてあげたい。
トインビーの視点...というか指摘する点や提案...それが全てではないのだが、今度は彼の流儀に習って、そういった彼の存在も自分なりの歴史観の中で咀嚼してみてはどうかと思う。(なんてエラそうに!)
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