グロピウス...新しい時代を作りたかった [ 人の部屋/しりとり]
◆人名しりとり...ぐ
グロピウス(Walter Adolph Georg Gropius/1883.5.18〜1969.7.5)ドイツの建築家。亡命後はアメリカで活躍。
近代建築の四大巨匠(フランク・ロイド・ライト、ル・コルビュジエ、ミース・ファン・デル・ローエ、そしてヴァルター・グロピウス)の一人とされる。バウハウスの初代校長。近代建築を定義した人物。
1919年、第1次世界大戦に破れたドイツで、他に着るものがない軍服姿の若者たちが、徒歩でドイツのある町を目指した。荒廃したドイツを立て直すために、自らを捧げようという希望を持って。
手には中世の聖堂が描かれたチラシが1枚。目指す町はワイマール。
チラシを作ったのはグロピウス。ドイツの将来を託された若き(26歳!)建築家で、彼は、将来のドイツのために産業の育成がなにより必要と考えていた。そのためには中世のギルドのような教育システムが最良だとも。それがバウハウス。
中世の聖堂が描かれた(描いたのはライオネル・ファイニンガー)チラシとデッサウの校舎(グロピウスの設計)の間には、6年という時の隔たり以上のものを感じる。そしてこのワイマールでの6年間に惹き付けられる。
■バウハウス・デッサウの公式ホームページ
http://www.bauhaus-dessau.de/
◆グロピウスでググってみる
チラシに描かれた聖堂
デッサウのバウハウスの校舎1925年の設計
GA No.70〈ヴァルター・グロピウス〉バウハウス1925-26/ファグス工場1911-25 (グローバル・アーキテクチュア)
- 作者: ヴァルター・グロピウス
- 出版社/メーカー: A.D.A.Edita Tokyo
- 発売日: 1994/02
- メディア: ペーパーバック
建築はどうあるべきか: デモクラシーのアポロン (ちくま学芸文庫)
- 作者: ヴァルター グロピウス
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2013/04/10
- メディア: 文庫
◆関連ページ
フランク・ロイド・ライト http://room7.blog.so-net.ne.jp/2005-06-11-1 http://room7.blog.so-net.ne.jp/2005-05-11
ル・コルビュジエ http://room7.blog.so-net.ne.jp/2006-10-12
ミース・ファン・デル・ローエ http://room7.blog.so-net.ne.jp/2005-05-07
マルセル・ブロイヤー http://room7.blog.so-net.ne.jp/2005-05-15
ワシリー・カンディンスキー http://room7.blog.so-net.ne.jp/2007-04-26
私は、
この頃の、
建築、思想、デザインが好きです。
工業化というムーブメントの中から、
少なくとも、
「人」をきちんと見つめようと努力をしていましたから。
by takagaki (2008-03-03 18:46)
takagakiさん、nice!とコメントありがとうございます。ダイナミックでロマンティックな...魅力的な時代ですよね。
by room7 (2008-03-04 00:34)