鈴木大拙の一冊 [ 人の部屋/しりとり]
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鈴木 大拙(すずき だいせつ/本名:貞太郎(ていたろう)1870.10.18〜1966.7.12) 日本の仏教学者。禅についての著作を英語で著し海外に紹介した。
若い時に1冊だけ読んでいる。岩波新書の「禅と日本文化」だ。禅の入門書として広く知られているが、禅を海外に紹介する目的で、元々は英語で書かれたものだ(そういう意味では、日本文化を海外に紹介しようとした岡倉天心の「茶の本」と出生は似ている)。
日本文化を海外に紹介するために英語を使用するのは当たり前のことではあるが、(多分)共通の立脚点を持たない文化を他の言語に置き換えて(言語こそ文化の象徴的存在だし)、説明することは、今の私たちが考える以上に困難なことだ。逆に、この1冊によって(少なくとも言語的には)共通の立脚点を持つことができたといえる。
それは、現代的な(西洋的な?)思考回路を持つ私たちにとっても有効で、禅とか仏教といった現代には馴染みのない事柄を理解するのに適している(と思う)。
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鈴木 大拙(すずき だいせつ/本名:貞太郎(ていたろう)1870.10.18〜1966.7.12) 日本の仏教学者。禅についての著作を英語で著し海外に紹介した。
若い時に1冊だけ読んでいる。岩波新書の「禅と日本文化」だ。禅の入門書として広く知られているが、禅を海外に紹介する目的で、元々は英語で書かれたものだ(そういう意味では、日本文化を海外に紹介しようとした岡倉天心の「茶の本」と出生は似ている)。
日本文化を海外に紹介するために英語を使用するのは当たり前のことではあるが、(多分)共通の立脚点を持たない文化を他の言語に置き換えて(言語こそ文化の象徴的存在だし)、説明することは、今の私たちが考える以上に困難なことだ。逆に、この1冊によって(少なくとも言語的には)共通の立脚点を持つことができたといえる。
それは、現代的な(西洋的な?)思考回路を持つ私たちにとっても有効で、禅とか仏教といった現代には馴染みのない事柄を理解するのに適している(と思う)。
対訳 禅と日本文化 - Zen and Japanese Culture
- 作者: 鈴木 大拙
- 出版社/メーカー: 講談社インターナショナル
- 発売日: 2005/12/02
- メディア: 単行本
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takagakiさん、nice!をありがとうございます。
by room7 (2008-04-13 21:41)