ロスト・チルドレン/ジャン=ピエール・ジュネ [ 映画の部屋]
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ジャン=ピエール・ジュネ(Jean-Pierre Jeunet)が監督したロスト・チルドレン(La cit des enfants perdus)を一言で片付けてしまうなら、「成熟した女性の心を持つ女の子と、純粋な子供の心を持つ怪力の大男の純愛物語」ということになってしまうのだろうか?(一歩間違うと怪しい世界に行ってしまいそうだ...。)
見せつけられる「純愛」に対しては、50mほど迂回するの常だが、ジャン=ピエール・ジュネは、別に純愛をウリにしようなどとは思っていないはずだから最後まで座っていられる(もちろん)。
「エイリアン」は見ていないが、「デリカテッセン」にしても「アメリ」にしても「弱きものの純粋な愛」をバックグラウンドで歌っている。だから、かなり際どいシーンが出てきても、荒唐無稽なシーンが出てきても、観る側としては、それを受け入れる準備を整えることができる。
もちろん、映画を飾るジャン=ピエール・ジュネのお遊びも楽しい。近未来メカ、新興宗教、見世物小屋、蚤のサーカス、クローン...など、新旧アイテムが混沌としながら、ジャン=ピエール・ジュネの味付けで、程よくスパイスも利かせてある。ドミニク・ピノンは外せない。
◆映画の解説
http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD30076/index.html
http://www.cinemacafe.net/movies/cgi/4503/
◆「アメリ」に関する記事
http://room7.blog.so-net.ne.jp/2006-07-08-1
#映画の部屋
ジャン=ピエール・ジュネ(Jean-Pierre Jeunet)が監督したロスト・チルドレン(La cit des enfants perdus)を一言で片付けてしまうなら、「成熟した女性の心を持つ女の子と、純粋な子供の心を持つ怪力の大男の純愛物語」ということになってしまうのだろうか?(一歩間違うと怪しい世界に行ってしまいそうだ...。)
見せつけられる「純愛」に対しては、50mほど迂回するの常だが、ジャン=ピエール・ジュネは、別に純愛をウリにしようなどとは思っていないはずだから最後まで座っていられる(もちろん)。
「エイリアン」は見ていないが、「デリカテッセン」にしても「アメリ」にしても「弱きものの純粋な愛」をバックグラウンドで歌っている。だから、かなり際どいシーンが出てきても、荒唐無稽なシーンが出てきても、観る側としては、それを受け入れる準備を整えることができる。
もちろん、映画を飾るジャン=ピエール・ジュネのお遊びも楽しい。近未来メカ、新興宗教、見世物小屋、蚤のサーカス、クローン...など、新旧アイテムが混沌としながら、ジャン=ピエール・ジュネの味付けで、程よくスパイスも利かせてある。ドミニク・ピノンは外せない。
◆映画の解説
http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD30076/index.html
http://www.cinemacafe.net/movies/cgi/4503/
◆「アメリ」に関する記事
http://room7.blog.so-net.ne.jp/2006-07-08-1
#映画の部屋
2008-06-13 05:00
nice!(2)
コメント(3)
こんにちは。うわ~。
ちょうど同じく「ロスト・チルドレン」のことを書こうとしていました。
すごい・・・。私もこれが一番好きですね。
by かものはし (2008-06-13 11:45)
かものはしさん、nice! とコメントありがとうございます。ジャン=ピエール・ジュネは、アイデアに溢れた映画をつくるな〜といつも感心させられています。そしてあれだけ際どい映像をとりながらも、優しさを感じますね。
by room7 (2008-06-13 22:58)
takagakiさん、nice! をありがとうございます。
by room7 (2008-06-15 21:19)