青い鳥/メーテルリンク [ 本の部屋]
青い鳥...誰もが子供の頃読んだ(読んでもらった)チルチルとミチルの物語。
チルチルとミチルの兄妹が、幸福の象徴である青い鳥を探して、いろいろな国(暗い森や...)を冒険するが、実は「青い鳥」は自分の家の鳥籠の中にいた...というお話で、「だから、幸せは遠くではなくて、自分の身近にあるんだよ...」と聞かされてきた。私もそのようなイメージで、いろいろある童話の一つのように捉えていた。
学生時代に機会があって、ちゃんとした(子供向けではない)本で読んでみると、それまでの「幸せは...」とは、また違った印象を持った。
青い鳥を探しあぐねた二人は、自分の家に戻る前に、最後の国「これから生まれてくる赤ちゃんの国(だったかな?)」を訪れる。そこで赤ちゃんは手に持った袋に一つ、地上に持っていくものを詰めている。様々な未来を詰め込む赤ちゃんたちに混じって、「病気」や「死」を詰め込む赤ちゃんもいた。理由を尋ねるチルチルとミチルに対して、それが意味あることを説明する赤ちゃん...これは童話なんかではなく、今、私が読まなければならない本なのだと、やっとわかった。
モーリス・ポリドール・マリ・ベルナール・メーテルリンク伯(Count Maurice Polydore Marie Bernard Maeterlinck/1862.8.29〜1949.5.6)ベルギーの詩人、劇作家、随筆家。
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#本の部屋
チルチルとミチルの兄妹が、幸福の象徴である青い鳥を探して、いろいろな国(暗い森や...)を冒険するが、実は「青い鳥」は自分の家の鳥籠の中にいた...というお話で、「だから、幸せは遠くではなくて、自分の身近にあるんだよ...」と聞かされてきた。私もそのようなイメージで、いろいろある童話の一つのように捉えていた。
学生時代に機会があって、ちゃんとした(子供向けではない)本で読んでみると、それまでの「幸せは...」とは、また違った印象を持った。
青い鳥を探しあぐねた二人は、自分の家に戻る前に、最後の国「これから生まれてくる赤ちゃんの国(だったかな?)」を訪れる。そこで赤ちゃんは手に持った袋に一つ、地上に持っていくものを詰めている。様々な未来を詰め込む赤ちゃんたちに混じって、「病気」や「死」を詰め込む赤ちゃんもいた。理由を尋ねるチルチルとミチルに対して、それが意味あることを説明する赤ちゃん...これは童話なんかではなく、今、私が読まなければならない本なのだと、やっとわかった。
モーリス・ポリドール・マリ・ベルナール・メーテルリンク伯(Count Maurice Polydore Marie Bernard Maeterlinck/1862.8.29〜1949.5.6)ベルギーの詩人、劇作家、随筆家。
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whiteredさん、nice! をありがとうございます。
by room7 (2008-07-07 22:54)
takagakiさん、nice! をありがとうございます。
by room7 (2008-07-09 23:05)