北京オリンピック開会式/チャン・イーモウ [ 映画の部屋]
オリンピックの開会式を久しぶりに(オリンピック自体4年に1度のことなのだが...)見た。成長し、国際化する中国にとって、今回のオリンピックは明らかに大きな意味を持つ。内外に様々な問題があることも表面化し、そうした中で、自国をどう表現するかに興味があったのは勿論だが、映画監督チャン・イーモウが演出したというのも大きな理由だ。
映像と群人(こういう表現はあるのだろうか?)を背景に、テーマが展開されていく。
数千人の動きは個々であると同時に、全体でもある...ドットとモニターとの関係にも似ているが、このドットは笑い、汗も流す。
全体的なテーマとしては、中国の歴史的なアイデンティティを確認し合う...どちらかと言えば、中国国民に向けてのものであったような気がする。「もっと自信を持とうよ」という、素直な呼びかけであったのかもしれない。
チャン・イーモウは、1950年11月14日生まれ。第二次世界大戦後に生まれ、文化大革命時に青春時代を過ごし、その後も、今も、揺れる中国を見てきている。
◆写真はnbc.comのサイトから。
http://www.nbcolympics.com/photos/galleryid=184303.html
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#映画の部屋
映像と群人(こういう表現はあるのだろうか?)を背景に、テーマが展開されていく。
数千人の動きは個々であると同時に、全体でもある...ドットとモニターとの関係にも似ているが、このドットは笑い、汗も流す。
全体的なテーマとしては、中国の歴史的なアイデンティティを確認し合う...どちらかと言えば、中国国民に向けてのものであったような気がする。「もっと自信を持とうよ」という、素直な呼びかけであったのかもしれない。
チャン・イーモウは、1950年11月14日生まれ。第二次世界大戦後に生まれ、文化大革命時に青春時代を過ごし、その後も、今も、揺れる中国を見てきている。
◆写真はnbc.comのサイトから。
http://www.nbcolympics.com/photos/galleryid=184303.html
チャン・イーモウ DVD-BOX (紅いコーリャン / 古井戸)
- 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
- メディア: DVD
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#映画の部屋
takagakiさん、nice! をありがとうございます。
by room7 (2008-08-09 22:15)
今さらオリンピックなんてと思いつつ、旅先で開会式を見てしまいました。チャン・イーモウの演出はすごかったですね。歴史的な描写もさることながら、今後の可能性もPRする商魂は中国の王道を行くといった感じをもちました。
by whitered (2008-08-10 08:34)
集団の訓練されたすごさを感じました。
どんどん変貌をとげていく中国の底力を見たような。
by いっぷく (2008-08-10 12:37)
whiteredさん、nice! とコメントありがとうございます。そうですね、全体と部分、意表をつく装置、見せ方を心得ていて、アピール度満点でした。なるほど、ビジネスサイドの見方もありそうですね。
by room7 (2008-08-10 23:03)
いっぷくさん、nice! とコメントをありがとうございます。本当に、ああした演出が可能な国は限られてくるような気がします。やはり東アジア...でしょうか...?
by room7 (2008-08-10 23:07)