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「民家の庭でお宝発見、3世紀の古代銅貨」とローマ [  ? の部屋]


3世紀の銅貨というと、ローマ時代のものだろう。ここに銀行かなにかあったのだろうか?

パリ郊外のSaint-Germain-les-Arpajonで発見された。パリはローマ人が作った街だから、整然と機能的に作られていたことだろう。銀行などの機能はパリ市内にあっただろうから、有力者の別荘でもあったのだろうか? しかし、金貨ではなく銅貨なのだから、そこそこの農家の蓄財であったかもしれない。

紀元前1世紀、ガリア戦争の結果ルテチアはローマ支配下に入った。ローマ時代のルテチアはシテ島からセーヌ左岸にかけて広がっており、円形劇場(闘技場)や公衆浴場などが築かれた。現在でも5区に円形劇場の遺跡が残っている。しかしローマが衰退すると左岸の市街地は放棄され、シテ島のみを範囲とする城塞都市になった。このころからルテチアに代わり「パリ」と呼ばれるようになった。(http://ja.wikipedia.org/wiki/パリ)


3世紀のローマは「3世紀の危機」と呼ばれる混乱期にあったらしい。短命の皇帝が続いた時代でもある。

この銅貨を、誰が、どんな状況で、そこに置いたのか?...シナリオが書けるだろうか? ちょっと地味な映画になりそうではあるが...。

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nice!(5)  コメント(6) 
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コメント 6

whitered

すごい数の銅貨ですね。磨いてみると、いろんな種類のがあるのでしょうね。そのうち博物館に置かれるのでしょうね。
by whitered (2008-12-01 17:16) 

room7

whiteredさん、nice! とコメントをありがとうございます。ローマ時代の銅貨は、ヨーロッパ(ローマ帝国内の)ではよく出てくるようで、知り合いのイギリス人も、家の近くで見つけて持っているそうです(もちろん、こんなに大量なのは珍しいことなのでしょうが)。それだけの経済圏を持っていたローマという国のすごさを、あらためて感じたりもします
by room7 (2008-12-01 22:52) 

gillman

塩野七生さんの本はどれも読みごたえがありますね
by gillman (2008-12-01 23:38) 

room7

gillmanさん、nice! とコメントをありがとうございます。「ローマ人の物語」のおかげで、目から鱗が何枚も落ちたように思います。

takagakiさん、くらいふさん、nice! をありがとうございます。
by room7 (2008-12-02 23:10) 

いっぷく

日本円にして700万程度との記事を見ましたよ。
地主と発見者と折半とか。
古代ローマを知るには塩野七生さんの本は参考になります。
by いっぷく (2008-12-03 09:03) 

room7

いっぷくさん、nice! とコメントをありがとうございます。700万円とは...高いのか安いのかよく分かりませんね...。私も塩野さんの本を読んでなかったら、読み流していたニュースだと思います。
by room7 (2008-12-03 21:46) 

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