新美南吉 貝殻詩碑 [ アートの部屋]
「ごんぎつね」や「手ぶくろを買いに」を書いた新美南吉の記念碑の一つ。記念碑としては、古いもののように思う。
新美南吉の学校の先輩でもある日展審査員、小田寛一氏の作で、1961年12月に除幕。
新美南吉の詩が書かれているのが見えるだろうか。
かなしいときは貝殻鳴らそ
二つ合せて息吹をこめて
静かに鳴らそ貝殻を
新美南吉(にいみ なんきち/1913.7.30〜1943.3.22)愛知県半田市出身の児童文学作家。
雑誌『赤い鳥』出身の作家の一人であり、彼の代表作『ごん狐』(1932年)はこの雑誌に掲載されたのが初出。結核により29歳の若さで亡くなったため、作品数は多くない。童話の他に童謡、詩、短歌、俳句や戯曲も残した。彼の生前から発表の機会を多く提供していた友人の巽聖歌は、南吉の死後もその作品を広める努力をした。
地方で教師を務め若くして亡くなった童話作家という共通点から宮沢賢治との比較で語られることも多い。賢治が独特の宗教観・宇宙観で人を客体化して時にシニカルな筆致で語るのに対し、南吉はあくまでも人から視た主観的・情緒的な視線で自分の周囲の生活の中から拾い上げた素朴なエピソードを脚色したり膨らませた味わい深い作風で、「北の賢治、南の南吉」と呼ばれ好対照をなしている。(http://ja.wikipedia.org/wiki/新美南吉)
◆ 新美南吉記念館 オフィシャルサイト
http://www.nankichi.gr.jp/
花のき村と盗人たち―新美南吉童話傑作選 (新美南吉童話傑作選)
- 作者: 新美 南吉
- 出版社/メーカー: 小峰書店
- 発売日: 2004/06
- メディア: 単行本
shinさん、nice! をありがとうございます。
by room7 (2008-12-29 07:01)
takagakiさん、nice! をありがとうございます。
by room7 (2008-12-29 19:19)