バレンボイムのニューイヤーコンサート [ 音楽の部屋]
ニューイヤー・コンサート見ましたか? バレンボエム、楽しかったですね。
我が家では、堺正章のアーチェリーを見てからのエントリーとなったので、1時間ほどしか見れませんでしたが、ハイドンの「告別」とシュトラウスの「美しき青きドナウ」は、聴く(見る)ことはできました。
キラキラした輝きをもった音楽は、新年に相応しく感じました。
子供の頃、ハイドンの「告別」に関する逸話を聞いて、楽団員の退席する様子を想像したことがありました。
家族を思う楽団員のために、楽団の所有者のエステルハージ侯の心を動かす曲を作り、巧妙な演出を考えだし、それを実行する...とはいえ、ハイドンや楽団員にとってはかなりの冒険であったはずです。暗闇にまぎれて影が消えていく...的なものを想像していたと思います。...バレンボエムの演出は現代的で愉快なものでした。
ダニエル・バレンボイム(Daniel Barenboim/1942.11.15〜 )アルゼンチン出身のユダヤ人ピアニスト・指揮者。現在の国籍はイスラエル。
1950年8月、7歳でブエノスアイレスで演奏会を開いてピアニストとしてデビュー。1952年、家族を上げてイスラエルに移住。1967年、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団と共演して指揮者デビュー。2007年、第19回高松宮殿下記念世界文化賞を受賞。最初の奥さんはジャクリーヌ・デュ・プレ。(http://ja.wikipedia.org/wiki/ダニエル・バレンボイム)
◆バレンボエムの公式サイト
http://www.daniel-barenboim.com/
楽しいコンサートでしたが、バレンボエムの中東和平に関するコメントを聞いて、空爆のことを思い出さないわけにはいきませんでした。
イスラエルによるヨルダン川西岸地区やガザ地区の占領を批判し続けているバレンボエムは、イスラエル政府に非難され続けています。キラキラ輝くニューイヤー・コンサートと空爆による悲惨が、この瞬間に同時に成立し、その2つを、最も身近に置いているのが、愉快を演じるバレンボエム...。それを感じた元旦でした。
- アーティスト: デュ・プレ(ジャクリーヌ),ハイドン,バレンボイム(ダニエル),バルビローリ(ジョン),イギリス室内管弦楽団,ロンドン交響楽団
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 2004/06/23
- メディア: CD
ワーグナー:ニーベルングの指環(全4部作)ボーナスDVD付(DVD付)
- アーティスト: バレンボイム(ダニエル),ワーグナー,バイロイト祝祭劇場管弦楽団
- 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
- 発売日: 2007/06/27
- メディア: CD
- アーティスト: バレンボイム(ダニエル),バレンボイム(ダニエル),モーツァルト,ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
- 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
- 発売日: 2001/05/23
- メディア: CD
room7さんあけましておめでとうございます。毎年ウィーンフィルのニューイヤーコンサートを見ていたのですが、ここ2年ほどは息子夫婦が正月を過ごすのにやってくるので、自分の好きな番組も遠慮していました。バレンボイムさんはイスラエルの攻撃に反対していらしたんですか。やはりえらい人はユダヤ人でも一味違いますね。年末からのイスラエルのやり方には、憤りを感じます。オバマさんが就任するまでにたたいておこうとしているのですかね。なんとかして欲しいです。ともあれ、今年もよろしくお願いします。
by whitered (2009-01-03 14:03)
whiteredさん、あけましておめでとうございます。私たちの想像を越えたところの意志が働いているようで、げんなりさせられます。美しいものを創造する人たちにとっては、尚更でしょうね。今年もよろしくお願いします。
takagaki さん、nice! をありがとうございます。
by room7 (2009-01-04 23:57)