日本史の謎は「地形」で解ける(竹村公太郎) [ 本の部屋]
帯に「養老孟司氏、推薦!」「荒俣宏氏、絶賛!」とある。
最近、日本史の見直しや新説などを見かけることが多い。テレビの番組にもそのようなものが多いのではなかろうか?
新たな資料が発見され解読が進んだり、これまでの視点とは異なるアプローチを試みたり等、定説がいつの間にか違っていて、どうしたもんか...と、子供との会話に戸惑ったりもする。
筆者の竹村さんは、建設省で全国各地のダム現場を経験されている。理系であり、自然を相手に建造物を実際に作るという仕事をしてきている。
歴史家とは異なる視点で話を展開させている。
帯に書かれた抜粋
「信長の比叡山焼き討ちに関しては、大きな疑問が残されたままだ。その疑問とは、なぜ、信長は徹底して僧侶たちを虐殺したのか? である。人文社会の分野では、原因を信長の狂気に押しつけてしまう。しかし、地形から比叡山焼き討ちを見ると、その疑問はあっという間に解けていく。信長は、逢坂と比叡山の地形に心から怯えていた。恐怖に駆られた信長は、僧侶たちを徹底的に抹殺せざるをえなかったのだ。」
日本史の謎は「地形」で解ける【文明・文化篇】 (PHP文庫)
- 作者: 竹村 公太郎
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2014/02/05
- メディア: 文庫
水力発電が日本を救うー今あるダムで年間2兆円超の電力を増やせる
- 作者: 竹村 公太郎
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2016/08/19
- メディア: 単行本
他の本も、ちょっと読んでみようかと思う。
#本の部屋