イヴ・サン=ローラン [ デザインの部屋]
イヴ・サン=ローラン(Yves Saint-Laurent)
イヴ・サンローラン 本名:イヴ・マチュー・サン=ローランは、1936年当時フランス領だったアルジェリアのオランで生まれ、両親は回漕業者をしていました。幼時期は、身体が弱かったようです。その心の痛手を、デッサンや油絵の世界に夢中になることで癒していました。この頃、すでに彼は母親や二人の姉妹のためにドレスなどのデッサンをしていました。オラン時代にたまたま両親に連れられてモリエールの「女の学校」を観劇した彼は、クリスチャン・ベラール制作のその舞台装置と衣装に魅了されました。それ以後、彼は自分の部屋で舞台装置や衣装のミニチュアを作って過ごし、自分の世界はこれであると思ったのです。17歳の時、国際羊毛事務局主催のコンクールに応募し、最優秀賞を獲得します。
その後、1955年初めにイヴ・サン=ローランは、クリスチャン・ディオールに紹介され、その下で働き始めます。しかし、彼のデザインについてディオール社の幹部とは折り合いが悪く、1960年、イヴ・サン=ローランの徴兵を機会に解雇させられてしまいました。彼は、ディオールの下でデザインについて学びましたが、自分の持つデザインの感性をねじ伏せられていたようです....
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