ランボルギーニ...そりゃ〜カウンタック [ 人の部屋/しりとり]
ら
ランボルギーニ(フェルッチオ・ランボルギーニ(Ferruccio Lamborghini/1916.4.28〜1993.2.20)イタリアの実業家。自動車メーカー「ランボルギーニ社(アウトモビリ・ランボルギーニSPA)」の設立者。
ランボルギーニ社設立については、フェラーリ社との間の例の伝説があったり(真偽のほどは疑わしいらしい)、起業のきっかけのトラクター会社も盗品の話があったりと、正真正銘の叩き上げなのだろう。
とはいえ、私にとってのランボルギーニは、いかにも早く走りそうなカッコ良いデザイン。なかでも、カウンタックは、いかにも風を突き刺すような形をしていて、この手のデザインの先駆け的存在だ。出現当時(1971年に発表)かなり目を引く存在で、「スーパーカー」の代名詞は、フェラーリではなく、このランボルギーニ・カウンタックであったようだ。実際の性能に関してはコメントできる立場ではないが、こうしたスポーツカーとしての成功や、あるいはその後のランボルギーニの存在価値を決定づけたという意味でも、このカウンタックの形態の果たした役割は絶対的だと思う。
このカウンタックのデザインを担当したのは、当時イタリアのカロツェリア「ベルトーネ社」に在籍していたマルチェロ・ガンディーニ。カウンタックの先代に当たるランボルギーニ・ミウラ(1966年発表)、後継になるランボルギーニ・ディアブロ(1990年発売開始)も彼のデザインである。
他社のものでは、フェラーリのエンジンを積んで、ラリー界に一時代を築いたランチア・ストラトス(1971年発表)。汎用ミッドシップの先駆けであるフィアットX1/9(1972年発表)など、厳しい条件下でのデザインは、その方向性での一つの究極形をうかがわせる。
その一方、空気抵抗の軽減や樹脂材を多用した軽量化など、汎用車に対するデザインも真摯に取り組んでいて、それでいて、そこから導きだされる解答はアイデアに満ちている。シトロエンBX(1982年発表)やルノー・シュペール5(1984年発表)など、汎用車にも特徴ある作品を残している。
これらの車が、発表されて2〜30年経った今でも古びた印象を受けないのは、究極を極めようとする彼のデザインに対する姿勢によるものと思う。
◆関連書籍
◆こんな車達
1/18 ランボルギーニ・カウンタック LP500 (レッド) K08322R
- 出版社/メーカー: 京商
- メディア: おもちゃ&ホビー
1/18 LAMBORGHINI GALLARDO ( METALLIC YELLOW )
- 出版社/メーカー: オートアート
- メディア: おもちゃ&ホビー
ランチア ストラトスHF 1975 サファリラリー (1/24スケールプラスチックモデル) 20234
- 出版社/メーカー: ハセガワ
- メディア: おもちゃ&ホビー
◆Googleで見てみると
ランボルギーニ・カウンタック
ランボルギーニ・ミウラ
ランボルギーニ・ディアブロ
ランチア・ストラトス
シトロエンBX
ルノー・シュペールサンク
コメント 0