裸のサル+マン・ウォッチング/デズモンド・モリス [ 本の部屋]
デズモンド・モリス(Desmond Morris/1928.1.24〜 )
イギリスの動物行動学者(コンラート・ローレンツの流れを汲んでいる...多分)。
私にとってのデズモンド・モリスは、やはり「マンウォッチング」と「裸のサル」かな。以降も多くの著作を残しているが、エッセンスはこの辺りにあると思っている。
「人はなぜ鼻を擦るのか」「人とすれ違うとき、なぜ女性は背を見せるのか」「人はなぜ手のひらを見せるのか」...そんな人のベーシックな行為を、動物行動学者の立場から、わかりやすく解説してくれる「マンウォッチング」。(巷でよく見る「〜〜ウォッチング」ってこれが起源じゃないかな?)
「人はどうして立つようになったのか」...これも細かな相違点を例に自説を述べていたり、人間が、いかに動物本能に支配されているか教えてくれる「裸のサル」(裸とは、体毛のないという意味)。DNA分析などない時代の自説展開なのだが、着想のユニークさと歯切れの良い語り口に、いつの間にか入り込んでいける。
どちらも、デザインを考えていく上で、とても参考になる。
でも、私が読んだ小学館版の「マンウォッチング」は、入手が艱難なようだ...。「裸のサル」も版が変わっているな。あの表紙好きだったのに。
昔はこんな表紙でした。
◆他のデズモンド モリスの本 楽しんでください。
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