お正月に見た映画/Ray/テイラー・ハックフォード&ジェイミー・フォックス [ 映画の部屋]
2004年に亡くなった、レイ・チャールズを描いた伝記(自伝?)映画。
2時間半と長い映画だが、長さを全然感じさせない。
『I Can't Stop Loving You』や『Georgia On My Mind』など、数多くの彼のヒット曲が流れ、それだけでも飽きさせない。歌は、レイ・チャールズ(Ray Charles)本人が歌っているものを使っている。
一人のアーティストの人生を描いた映画としても、よいできなのではないだろうか。こちらも素直な気持ちで、彼の人生を辿っていけた。幼い日の弟に対する罪悪感、抜け目ないビジネスマンとしての側面、ヘロインに溺れていく様子や女性にだらしない面など、物語の芯と彩りがはっきりしていて、”レイ・チャールズの伝記”という部分を外してもよい作品になっていると思う。最後は随分と急いだ印象を受けるが....生きている人間を描いた映画のエンディング(完成時にレイ・チャールズは生きていた)としては、仕方ないことかもしれない。
レイ・チャールズ役のジェイミー・フォックスのソックリさんぶりも話題になっていたように思う。
この映画を見て、もう一度、彼の曲を聴き直すと、また違った感じで聴くことができそうだ。
監督:テイラー・ハックフォード、出演:ジェイミー・フォックス、ケリー・ワシントン、2004年の作品。
◆レイ・チャールズのオフィシャルサイト
http://www.raycharles.com/
◆映画「Ray」のオフィシャルサイト
http://ray-movie.jp/
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