村野藤吾の愛知県森林公園ゴルフ場 [ デザインの部屋]
昨日に続いて村野藤吾を偲びます。
今は亡き、愛知県森林公園ゴルフ場(1965)です。
これもまた、写真では表現しきれません。
背後の山並みの高低を大きく見せるため、建物の形態に変化をつけていたり、人に和むレンガ積みのフィニッシュのラフさ、大きな空間の脇に、居心地の良さそうな小さな空間をつくったり、角や入り組んだところに配慮を加え、優しく、また閉鎖感を生み出さないところなど...現代の建築やデザインとはまたチョット違ったところが...目立たないところではありますが、味わい深いものがあります。
(デザインが崩されていく、こういう様子はチョット哀しい...)
長谷川尭と村野藤吾の対談が収められている。村野藤吾のデザインに対する考え方が、わかりやすく述べられている。他に、大江宏、吉村順三、平山忠治、山口文象との対談。深く建築のことを考えたくなったら...。
空への輪郭―屋根・塔屋・キャノピー (村野藤吾のデザイン・エッセンス)
- 作者:
- 出版社/メーカー: 建築資料研究社
- 発売日: 2001/06
- メディア: 単行本
動線の美学―階段・手摺・通路 (村野藤吾のデザイン・エッセンス)
- 作者:
- 出版社/メーカー: 建築資料研究社
- 発売日: 2000/05
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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