果報は寝て聴け?/ラザール・ベルマンの月光 [ 音楽の部屋]
十九日月(寝待月(ねまちづき))も二十日月(更待月(ふけまちづき))も飛んでしまい、今日は二十一日月。名前は...?
今日の月の出は、23:52。現時点で(22:22)で月はまだ出ていない。
こんなに待たされるなら音楽を聴く。月光浴だ。月光となると...ベートーヴェン...(ちと苦しい)
30歳のベートーヴェンが、17歳の恋人のために贈ったものだそうだ(身分の差によるかなわぬ恋でああったようだが)。
「月光」というタイトルは、後世の人が付けたもので、正式には「ピアノソナタ第14番嬰ハ短調作品27の2『幻想曲風に』 」というのだそうだ。
私が初めて聴いていたのはラザール・ベルマン(Lazar Berman/1930.2.26〜2005.2.6)という旧ソ連のピアニストのもので、同じくベートーヴェンの「熱情(これも後世付けられた。正式には「ピアノソナタ第23番ヘ短調作品57」がA面になっていたLP盤。なぜか家に転がっていた。
とても対照的な曲調で、「熱情」の方を良く聴いたが(若かったから?)、たまに「月光」を聴くと、まったく違う気分になれた。
LPのジャケットには、ベルマンの完璧主義ぶりが書かれていて、(随分前の記憶で、正確には思い出せないのだが)レコーディングスタジオで気に入るまで弾いたそうだ。それでも2カ所のミスタッチがあり、あとはスタジオ側での処理にまかせたようだ(普通はどうなんだろう? 今はいくらでも修正できてしまうだろうが)。
私は、ラザール・ベルマンの力強いピアノが好きだ。
ここではリストを弾いている。
あまりCDは出ていないようだが...
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