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リリエンタールのオーニソプター [ 人の部屋/しりとり]

Lilienthal.jpg◆人名しりとり...
リリエンタール(オットー・リリエンタール/Otto Lilienthal/1848.5.23〜1896.8.10)ドイツの飛行機の開発者として社会の教科書に登場する。

リリエンタールは、ハンググライダーを作り、丘から飛行する試験を繰り返していた。1896年8月9日の墜落で脊椎を折り、翌日亡くなっている。

ハンググライダーの翼の形状を力学的に研究し、実験をし、多くの資料を残している。今日のハングライダーの形状もリリエンタールあってのことだろうか。

最後の試験は、動力を積む予定の機種に乗っていたのだという。その日の試験が無事終了し、動力を積むことができたなら、最初の飛行機の発明者はライト兄弟ではなくリリエンタールだった?

ただ、リリエンタールの開発中の飛行機は、ライト兄弟のものと異なり、翼が動く方式のものであったらしい。これをオーニソプターと呼ぶ。オーニソプターは、例えば「天空の島ラピュタ」や「ハウルの動く城」など宮崎駿の作品によく登場する。古くは、デイヴィッド・リンチの「砂の惑星 デューン」にも登場したりする。

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機械という無機質な装置であると同時に、羽ばたくという有機的な動きを持ち、生命を感じさせる...アンビバレントな表現を可能にした乗り物だから?

また、自分を犠牲にしてでも人類の夢を叶えたいという、リリエンタールの熱も受け継がれている。

そんな不思議な乗り物オーニソプターは、未来と同時に過去をも語っている。

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鳥の飛翔

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  • 作者: オットー リリエンタール
  • 出版社/メーカー: 東海大学出版会
  • 発売日: 2006/02
  • メディア: 単行本

Birdflight As the Basis of Aviation: A Contribution Toward a System of Aviation

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ハウルの動く城

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room7

takagakiさん、xml_xslさん、nice!をありがとうございます。


by room7 (2008-05-09 23:49) 

いっぷく

レオナルド・ダヴィンチが軍事機械の一環の研究なのか、空を飛ぶヘリコプターや翼の形状を持ちパラグライダーのようなスケッチを残していますね。
それを実物大に復元してV&Aミュージアムの天井から吊るして展示された時には現在のパラグライダーと同じように見えました。
リリエンタールがその事を知っていたかどうかは不明ですが。
by いっぷく (2008-05-11 07:06) 

room7

いっぷくさん、nice!とコメントありがとうございます。本当にレオナルド・ダヴィンチは、どうやってそんな形を導きだしたのでしょうね...模型でしょうか?
by room7 (2008-05-11 21:04) 

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