大いなる幻影/ジャン・ルノワール [ 映画の部屋]
(<<<「赤い風船」記念。さりげなくフランス映画特集)
「大いなる幻影(La Grande illusion:1937)」
第1次世界大戦、ドイツはフランス・イギリスと戦う。この3つの国を2つのグループに分ける時、実はもう一つの分け方がある。ドイツ・イギリスとフランスだ。つまり王様・貴族のいる社会といない社会。国同士の争いは、実はそれほど絶対的なものではないのかもしれない...階級間の争いに比べれば。
そして、貴族も近代以降...廃れ行く存在なのだろう。
などということが、ジンワリとわかってくる映画である。そして、滅び行く存在である人々が、誇り高くこの運命を受け入れようとしているところに、(階級など)まったく縁もゆかりもない私も心動かされる。
こうした映画が、ジャン・ルノワールというフランス人の監督によって生み出されたことに興味を引かれる。フランスは、まぎれもなく自らの手で多くの犠牲を払いながら、自由を獲得してきた国だから、階級に対して他の国に比べ客観的に見ることができたのかもしれない...などと考えたりもする。
ジャン・ルノワール(Jean Renoir/1894.9.15〜1979.2.12)フランスの映画監督。画家ピエール=オーギュスト・ルノワールの次男。パリに生まれ、アメリカで亡くなる。
◆映画の解説
http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD15414/index.html
http://www.cinemacafe.net/movies/cgi/554/
◆ジャン・ルノワールの作品を検索する
#映画の部屋
「大いなる幻影(La Grande illusion:1937)」
第1次世界大戦、ドイツはフランス・イギリスと戦う。この3つの国を2つのグループに分ける時、実はもう一つの分け方がある。ドイツ・イギリスとフランスだ。つまり王様・貴族のいる社会といない社会。国同士の争いは、実はそれほど絶対的なものではないのかもしれない...階級間の争いに比べれば。
そして、貴族も近代以降...廃れ行く存在なのだろう。
などということが、ジンワリとわかってくる映画である。そして、滅び行く存在である人々が、誇り高くこの運命を受け入れようとしているところに、(階級など)まったく縁もゆかりもない私も心動かされる。
こうした映画が、ジャン・ルノワールというフランス人の監督によって生み出されたことに興味を引かれる。フランスは、まぎれもなく自らの手で多くの犠牲を払いながら、自由を獲得してきた国だから、階級に対して他の国に比べ客観的に見ることができたのかもしれない...などと考えたりもする。
ジャン・ルノワール(Jean Renoir/1894.9.15〜1979.2.12)フランスの映画監督。画家ピエール=オーギュスト・ルノワールの次男。パリに生まれ、アメリカで亡くなる。
◆映画の解説
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http://www.cinemacafe.net/movies/cgi/554/
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いっぷくさん、takagakiさん、nice! をありがとうございます。
by room7 (2008-06-21 22:00)