ソマリアの太古の洞窟画...太古の壁画の持つ意味 [ ? の部屋]
ラース・ゲール(Laas Geel:ソマリア)の洞窟には、約5000年前の牛飼いたちが4色で描いた、村の生活の様子がある。
「ラクダが水を飲む穴」という名の地名で、かつては、この一帯が緑に覆われ、野生動物の宝庫であったことを物語っている。
これらの壁画は、岩の劣化や天候の影響で消滅の危機にあるという。
写真を見ると、洞窟と言っても奥深く暗い...といったイメージのものとは違いそうだ。
壁画そのものがよく見えないので、Wikipediaから...
抽象芸術。。。
以前紹介した映画「イングリッシュ・ペイシェント」の中にも砂漠の壁画が登場する。
■http://room7.blog.so-net.ne.jp/2011-03-03-1
タッシリ・ナジェール(Tassili n'Ajjer:アルジェリア)の洞窟壁画で、紀元前約7000年頃から8000年にかけて描かれてきたもの。今から約1万年前の壁画ということになる。
タッシリ・ナジェールの壁画には、川で泳ぐ人々が描かれていて、やはり水が豊富な地域だったことがわかる。
(写真はユーラシア旅行社ののサイトから:http://www.eurasia.co.jp/search/feature/argerie/index.html)
豊かな自然を基盤とした豊かな生活。。。人々は、もともとそんな所に住んでいた。
自然環境が変化すれば、別の所へ移動しながら生き抜いていく。
壁画という痕跡だけがこんな形で残っていく。
やがて原発は、痕跡としては残るだろうが、人々は別の所へ移動してでも生き抜いていく。
Wikipediaによると「ラース・ゲール(ラス・ケール、ソマリ語: Laas Geel, Laas Gaal)はソマリランド首都ハルゲイサの近郊農村地帯にある洞窟。」とあるが、Googlemapで検索すると、ハルゲイサから200km以上離れているように見える。。。
タッシリ・ナジェール(Tassili n'Ajjer)はこのあたり。。。
2011-04-27 06:36
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