ジャレド・ダイアモンド「第三のチンパンジー」 [ 本の部屋]
「第三のチンパンジー」という意味は、コモンチンパンンジー(いわゆるチンパンジー)、ボノボ(京大の霊長学研究所のアイちゃんが有名)につぐ三番目のチンパンジーとして、人間を見るからです。
未来にもし、宇宙人が来て、これらの化石を見た場合、その差をほとんど感じないだろうと語られています。
人間とチンパンジーやボノボとのDNAの差は1.6%で、テナガザルとクロテナガザルの差2.2%よりも少ないそうです。
約700万年前に、チンパンジーの祖先と分岐した人類の祖先は、約400万年前の化石から二足歩行を行なっていたことが確認されています。
何度か人類の系統を分けながら、300万年前ごろアウストラピテクス・アフリカヌスが誕生しています。
こんな調子で書いていると、話し終わりませんね。
NHKでジャレド・ダイアモンドのシリーズを放送していましたが、ご覧になりましたか?
仕事の都合で全部見れなかったのが残念ですが、そこでは、霊長類のペニスの形からどのような集団生活を営んでいたのか、明快に説明していました。
彼の話し方は、丁寧で、知らず知らずのうちに、その世界に引き込まれていきます。
というより、今日質問コーナーやるようですね。
お楽しみに。
http://www4.nhk.or.jp/diamond-hakushi/2/
文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)
- 作者: ジャレド・ダイアモンド
- 出版社/メーカー: 草思社
- 発売日: 2012/02/02
- メディア: 文庫
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