グリーンブック [ 映画の部屋]
「グリーンブック」を見てきました。
アカデミーを受賞したばかりで、大勢の人でした。
時代は1962年、ソ連留学経験のある黒人ピアニストと、イタリア移民の2世?(日常会話にイタリア語が...)の運転手(ボディガード)の2人が登場する。
いや、もうこの設定だけで、アメリカの奥深さが垣間見える。
大統領はジョン・F・ケネディ、ロバートが司法長官であった時代だのようだ。
キング牧師のワシントン大行進よりは前だろう。。。
アメリカ南部への演奏旅行。
差別が当たり前の時代、南部のプランテーションで働く黒人は、スーツを着たピアニストに対して奇異な目で見る。決して羨ましそうではなかったし、どちらかというと軽蔑なのかな〜?
リンチもありそうだった。KKKだっていただろうし。
実際にあった差別の事例を紹介しているらしい。
南部といっても、場所によってなんとなく違いもあるのかもしれない...とは感じた。
ここら辺りのことは、日本で生まれ育ったものにはわからないが、アメリカの人には『!』と思うことがあるのかもしれないな。
実話に基づく話ということで、ある意味最後まで安心してみることができた。
こうした実話、特に差別を生み出す元となる違いをもった人間同士の関係を描いた実話は、見ているものに、ある種の勇気や確信を与えてくれる。
一般論で切り捨てられてしまう事柄に対して、事例を拾い上げ丁寧に描写していくことで、一般論を超えた可能性というものに気づかされる。また、それを信じてみようとする勇気を自覚することもある。
「大統領の執事の涙」という映画もあった。
また、差別の種類は違うが「最強のふたり」という映画もあった。
実話を元にした映画は多数あるが、この観点は重要なのではないかと思う。
もちろん、エンターテイメント性が寄り添うことで、見る側が抵抗なく受信しているということもある。
素直にアカデミー作品賞に値する映画だと思った。
『グリーンブック』(Green Book)
2018年のアメリカのコメディ映画。監督はピーター・ファレリー。主演はヴィゴ・モーテンセン。共演はマハーシャラ・アリ、リンダ・カーデリーニら。第91回アカデミー賞では作品賞など三部門で受賞した。(https://ja.wikipedia.org/wiki/グリーンブック_(映画))
ファレリー兄弟(Farrelly brothers)は、ピーター・ファレリー(Peter Farrelly, 1956年12月17日 - )とボビー・ファレリー(Bobby Farrelly, 1958年6月17日 - )の実の兄弟、映画監督。共同で監督・脚本・製作をこなす。一貫して過激で馬鹿馬鹿しくも愛すべきコメディを撮っている。最近の作品では笑えて感動する、いわゆるロマンティックコメディが多い。
どの作品でも本物の障害者を障害者の役で必ず登場させるが、障害を個性の一部というスタンスで捉え、あくまでハンデキャップを持つ一人の人間として描いている。そのため作品中には良い障害者もいれば悪い障害者もおり、それを障害者を差別していると言う者もいるが、アメリカの障害者からの支持は高い。
2008年11月、第1回したまちコメディ映画祭in台東のために弟のボビー・ファレリーが初来日を果たす。パネルディスカッションなども行われた。(https://ja.wikipedia.org/wiki/ファレリー兄弟)
ファレリー兄弟の作品
ジム・キャリーはMr.ダマー [DVD] [DVD] (2010) ジム・キャリー; ジェフ・ダニエルズ; ピーター・ファレリー
- 出版社/メーカー:
- 発売日: 2011/10/17
- メディア: DVD
https://room7.blog.so-net.ne.jp/2019-03-04-1
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