運び屋/クリント・イーストウッド [ 映画の部屋]
「運び屋」を見てきました。
邦題は「運び屋」ですが、原題は「The Mule」。騾馬(ラバ)のことです。
ラバは、スラングで、麻薬の運び屋のことを意味していますが、
頑固な[強情な]やつ、〔子孫を残さない〕雑種。などの意味もあって、いろいろ想像してしまいます。
クリント・イーストウッドが、テレビのインタビューで、「人は、理由をつけて正当化していく...」という言葉が気になっていました。
もちろん、それもあります。表現は直接的ではありませんが、主人公の人によく思われたい気持ちが底辺にあり、それを獲得する知性と度胸と意志の強さもありました。
出会う人たち、若い女性やメキシカンマフィアや捜査官も、彼に魅了されます。
そんな彼ですが、家族の関係には苦労しています。
なぜなんでしょう?
人気者でありたいという気持ちが、家庭を蔑ろにしてしまうのでしょうか?
家庭では満たされない思いを、外で求めようとしてしまうのでしょうか?
なんにせよ、誰もが惑うところなのではないでしょうか?
「家族が第一だと今になって気づいた。」という主人公の言葉は、88歳のクリント・イーストウッドが言うからこそ、こちらの胸に伝わります。
どうなんでしょう。この映画を見たら、家族に思いを馳せるのではないでしょうか?
仮に、ちょっとした諍いがあったとしても、それを越えようとする勇気を与えてくれるような気がします。
エンディングの最後に登場する二人のことが気になった。
親友のピエール・リシアンとリチャード・シッケルに捧げられた映画。
15時17分、パリ行き ブルーレイ&DVDセット(Blu?ray Disc)
- 出版社/メーカー: ワーナー ブラザース ホームエンター
- メディア: Blu-ray
https://room7.blog.so-net.ne.jp/2019-03-08
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