妻木頼黄のレンガ [ 人の部屋/しりとり]
◆人名しりとり...つ
妻木頼黄(つまきよりなか/1859.2.22〜1916.10.10)日本の建築家。
1878年、工部大学校造家学科(のちの東大建築学科)に入学し、ジョサイア・コンドル(Josiah Conder/1852.9.28〜1920.6.21:イギリス出身のお雇い外国人。鹿鳴館・ニコライ堂を設計)から建築を学ぶ。辰野金吾(たつの きんご/1854.10.13〜1919.3.25:東京駅・日本銀行を設計)や片山東熊(かたやま とうくま/1854.1.18〜1917.10.24:赤坂離宮を設計)の後輩に当たる。
1882年、中途退学し、アメリカ留学。コーネル大学で学士号を取得する。1885年帰国。
主な作品に、
丸三麦酒 醸造工場(カブトビール工場) /1898年(現 半田赤レンガ建物)
横浜正金銀行/1904年(現 神奈川県立歴史博物館)
横浜新港埠頭倉庫/1911年(現 横浜赤レンガ倉庫)
などがある。
現存する建物の中で、日本で一番レンガを使っているのが、「横浜赤レンガ倉庫」で、3番目にレンガを使っているのが「半田赤レンガ建物」だと聞いたことがある。
以前、半田赤レンガ建物を見学したことがある。レンガという素材による構造面と醸造工場としての機能面からも必要とされたことなのだろうが、壁の厚さに驚いた。
隣の住宅展示場の、イベント目当ての家族連れの賑やかな雰囲気とは対照的に、大戦中の機銃掃射の痕が残る、風化しかけたレンガの肌合いに、歴史を感じずにはいられない存在感があった。
◆半田赤レンガ建物
http://www.city.handa.aichi.jp/kankoukyoukai/miru/akarenga/index.shtml
◆横浜赤レンガ倉庫
http://www.city.yokohama.jp/me/port/general/akarenga/
http://www.yokohama-akarenga.jp/
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