モーターサイクル・ダイアリーズ/ウォルター・サレス [ 映画の部屋]
先週末に見たDVD三作目。
1952年からの数年間、医学生だったチェ・ゲバラが、友人と一緒にポンコツオートバイで南米を貧乏旅行するロードムービー。彼自身の旅日記が原作となっている。
主演のガエル・ガルシア・ベルナルが魅力的。特別な人間を演じるのに相応しい笑顔を持っている。あの笑顔がなければ、この映画は成立しないのではないか...と勝手に思っている。
チェ・ゲバラが後にどんなことをするか...それはそれで重要なことで、その片鱗をこの映画の中で探し出すのもいいのだが、そんなことは関係なしに、一人の若者の行為と成長の記録として観たとしても、その価値は色あせない...どころか、その方がよい。
クライマックスは、やはり終盤の喘息持ちのゲバラが、ハンセン病患者の隔離島まで、夜間の川を泳ぎ切るところだろう。分かっていることとはいえ、応援したくなる。画面の中でも皆応援していた。何が起きようが、誰もが応援したくなってしまう若者だったのだろう...そうでなければ...。
監督のウォルター・サレス(Walter Salles)も好きな監督の一人。「セントラル・ステーション」の淡々とした語り口は、この映画でも生きている。言葉少なに顔を見せる。目で語らせる。そう、余計な言葉は要らないんだよ〜(「セントラル・ステーション」の時は、バルテル・サレスとクレジット)
◆オフィシャルサイト
http://www.motorcyclediariesmovie.com/
◆goo映画の解説
http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD34949/index.html
◆セントラル・ステーションの記事
http://room7.blog.so-net.ne.jp/2005-04-01
◆チェ・ゲバラでググってみる。
またしてもガエル・ガルシア・ベルナルがチェ・ゲバラを...見ていません
#映画の部屋
同監督作品の『スエリーの青空』が公開中です。観に行く前にと思い、『モーターサイクル・ダイアリーズ』を只今レンタル中です。良さそうですね。
by 江戸うっどスキー (2008-02-21 00:33)
takagakiさん、nice!ありがとうございます。
by room7 (2008-02-21 23:18)
江戸うっどスキーさん、nice!とコメントありがとうございます。「スエリーの青空」検索してみました。面白そうですね。記事になるのを楽しみにしています。
by room7 (2008-02-21 23:21)