ツァラトゥストラは、何を語った? [ 人の部屋/しりとり]
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ツァラトゥストラ(B.C.15?/B.C.13?)
ニーチェが書いた「ツァラトゥストラはかく語りき」で有名なツァラトゥストラっていったい誰...ゾロアスターのことだったんですね。紀元前15〜13世紀頃に完成したゾロアスター教、あるいは拝火教と呼ばれる古代宗教の教祖。拝火って...光の象徴として火を拝む...一の神を認める一神教のオリジンとも考えられている。
ニーチェの「ツァラトゥストラはかく語りき」は、彼自身の思想を、ツァラトゥストラに託して述べたもので、ゾロアスター教とはあまり関係ないらしい...。「神は死んだ」という有名なフレーズは、それまでのキリスト教中心の世界観から、近代的な世界観への移行を支持するものと理解しているが、そういうことをいうのに、ツァラトゥストラに、象徴的な役割を持たせたのだろう。
もっとも、わたしがツァラトゥストラを知ったのは、スタンリー・キューブリック「2001年 宇宙の旅」のオープニングテーマからで、さっそくリヒャルト・シュトラウス作曲のこの曲を買いに行った覚えがある。たしかに、あの出だしは、世界観/宇宙観が変わって行く感じがよく表現されていて、今でもこの曲を聴くと条件反射的に、そんなイメージを持ってしまう。
◆そんなリヒャルト・シュトラウスの「ツァラトゥストラはかく語りき」はこちらから聴けます。
◆amazonからだと...
R.シュトラウス:交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」/「英雄の生涯」
◆ニーチェの本
ツァラトゥストラはこう言った 上 岩波文庫 青 639-2
◆キューブリックの映画。無理に理解しようとしなくても...
2001年宇宙の旅
◆ゾロアスターの本
宗祖ゾロアスター
ゾロアスター教
◆ゾロアスターをググってみる。
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