ぞうのババール/ジャン・ド・ブリュノフ [ ? の部屋]
(これは、以前別のblogで発表した物です)
ムーミン、スヌーピーにつづく、子供と見るアニメ第3弾!
それは、「ぞうのババール」。ぞうの王様ババールと妻セレスト、それに3人の子供とお供のサルを加えた6人の冒険旅行のお話です。私が見ている(子供と一緒に!)のは、「お菓子の国」/「海賊の国」と「魔女の国」/「氷の国」の4つですが、その特徴は、「暴力に訴えない」「上手に争いを回避する」「争わないで問題を解決する」といったところです。ムーミンより年齢の低い子供たちを対象としているせいだと思いますが、ムーミンより平和的に、素直な解決方法が選ばれているように感じました。もちろん、敵役は出てきますが、暴力的に争うことはありません。だから、子供と安心して見ていられます。
オフィシャルサイトによると、「ぞうのババール」は、1931年にフランスで絵本「ぞうのババール」として出版されましたが、原作者ジャン・ド・ブリュノフの妻セシルが、夜ベッドで子供たちのために小さな象の物語を話して聞かせたことがはじまりといわれています。これに画家であるジャンが絵を描き、色を着けていきました。だから、最初から、平和的で家族的な物語が基本なのです。
ジャン・ド・ブリュノフは、6年間描き続け、1937年に37歳で早世します。しばらくあって、長男であるロランが、1946年、21歳で「ババールといたずらアルチュール」を出版し、親子二代で描き継がれることになりました。そして、平和的で家族的な部分も継承されてきたわけです。
「いそいで!」「はやく!」「もっとがんばって!」が飛び交う世の中にあって、最善の答えを導きだすために、呼吸を整え、知恵をしぼって、明確な態度のもとに、現実的な判断をする.....ぞうの王様は、ちょっとしたお手本のようにも映ります。
■絵本
ぞうのババール—こどものころのおはなし:ジャン・ド・ブリュノフ原作
ババールといたずらアルチュール:ロラン・ド・ブリュノフ原作
■DVD
ゆったりがいいですね
僕もiPodのU2バージョンです
by gillman (2006-07-10 21:16)
gillmanさん、ありがとうございます。
本当にゆったりとした気持ちで過ごせたらいいですね。
普段気づかないことにも、気づけるようになるでしょうし。
そうありたいと思っています。
by room7 (2006-07-10 21:56)