SSブログ

ビアズリーのジークフリート [ 人の部屋/しりとり]

◆人名しりとり...
ビアズリー(オーブリー・ヴィンセント・ビアズリー(Aubrey Vincent Beardsley/1872.8.21〜1898.3.16))
イギリスの画家。25歳で早世。

ビアズリーの絵に初めて遭遇したのは、子供の頃読んだオスカー・ワイルドの「サロメ」の挿絵だった。

当然、この挿絵を描いた人物が「アール・ヌーボー」黎明期に重要な役割を演じた...などということも知らない頃だ(アール・ヌーボーもビアズリーも知らなかった)。子供ながらに、今まで見てきた挿絵と際立って違うのに興味を引かれ、学習雑誌の付録のペンで、曲がりくねった落書きを楽しんでいた時期もあった。

その後興味を持つ「アール・ヌーボー」や「ジークフリード」なんかに関しても、彼によってスポットライトを当ててもらったような部分はある。


ビアズリーのジークフリート。ドラゴンを退治したところ。どこにドラゴンがいるか分かるだろうか?
「ジークフリート」というのは、ワーグナーのオペラ「ニーベルングの指輪」に登場する英雄。この絵は 1892年、ビアズリーが19歳(!!)の時に描いた。


こちらはサロメ。

新しい美意識を一般に広める力は、街に建てられた1つの建物やブティックに飾られた高価な置物よりも、国中に広まった書籍の方があったのではないだろうか? 時間が経てば(数十年...百年?)その建物を見る人も増えるだろうが(写真もあるが..)、それでも、当時はビアズリーの絵に接した人たちの方が多かったろう。

ビアズリーでググってみる

Beardsley01.jpg

サロメ (岩波文庫)

  • 作者: ワイルド
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2000/05
  • メディア: 文庫


Beardsley02.jpg

アーサー王物語〈1〉

  • 作者: オーブリー ビアズリー, トマス マロリー
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2004/11
  • メディア: 単行本


こちらの挿絵もあまりに有名

Beardsley03.jpg

ビアズリーと世紀末

  • 作者: 河村 錠一郎
  • 出版社/メーカー: 青土社
  • 発売日: 1991/12
  • メディア: 単行本


Beardsley04.jpg

Best Works of Aubrey Beardsley (Dover Pictorial Archive Series)

  • 作者: Aubrey Beardsley
  • 出版社/メーカー: Dover Pubns
  • 発売日: 1990/09
  • メディア: ペーパーバック


■ 目次 ■ メインサイト ■ ゲストブック ■


nice!(2)  コメント(1) 

nice! 2

コメント 1

room7

takagakiさん、nice!をありがとうございます。ビアズリーの編集者・作家としての側面も評価されています。
by room7 (2008-02-01 14:47) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。


room7読者.jpg  にほんブログ村 デザインブログ デザイン情報へ
にほんブログ村  banner2.gif

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。