シルビアのいる街で/ホセ・ルイス・ゲリン [ 映画の部屋]
シルビアのいる街で(DANS LA VILLE DE SYLVIA)
カフェで女性をスケッチする若者。服装も髪型も、これはもうスケッチブック片手に旅をする若者...着こなしも...そして表情も。こういう丁寧なアプローチは好きだ。
「ミツバチのささやき」を監督したビクトル・エリセが「今のスペインで最も優れた映画作家」と評されるホセ・ルイス・ゲリン(José Luis Guerín)は、1960年バルセロナ生まれ...
次から次に女性を求め(目で!)、スケッチを重ねていく。そして最後に(その日の...)たどりついたのが(目が!!)、シルビアというわけだ。
カフェを立ったシルビアのあとを追う。美術生らしいバレバレの追跡。追跡そのもの。次々に移り変わる街かど...それに、街の音...その音の聞こえ方が、今おかれた彼の状況を伝えてくれる。
彼の正体は? シルビアってひょっとして? わかるような、わからないような...結論を導きだしてしまうのは、もったいない。その過程が楽しい。過程が楽しめなければ...多分、とても退屈な映画に思えることだろう(慣れるまでに、ちょっと時間が必要かも)。最後にたどり着くのは、やはりシルビア?(少なくとも目はたどり着いた)
映画を見ながら、どこの街か考えていた。道がくねっている...中世の街であることは確かだ。パリではなさそうだ...ハーフティンバー! ストラスブール? 確かに歩き回った...女の子は追いかけなかったけど、スケッチブックは持っていた。
彼のような経験をしている人は、案外多いのかもしれない...と思ったりもする。
■公式サイト
http://www.eiganokuni.com/sylvia/index2.html
■解説
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD16584/index.html
http://www.cinemacafe.net/movies/cgi/23063/
http://www.cinematoday.jp/movie/T0008906
#映画の部屋
カフェで女性をスケッチする若者。服装も髪型も、これはもうスケッチブック片手に旅をする若者...着こなしも...そして表情も。こういう丁寧なアプローチは好きだ。
「ミツバチのささやき」を監督したビクトル・エリセが「今のスペインで最も優れた映画作家」と評されるホセ・ルイス・ゲリン(José Luis Guerín)は、1960年バルセロナ生まれ...
次から次に女性を求め(目で!)、スケッチを重ねていく。そして最後に(その日の...)たどりついたのが(目が!!)、シルビアというわけだ。
カフェを立ったシルビアのあとを追う。美術生らしいバレバレの追跡。追跡そのもの。次々に移り変わる街かど...それに、街の音...その音の聞こえ方が、今おかれた彼の状況を伝えてくれる。
彼の正体は? シルビアってひょっとして? わかるような、わからないような...結論を導きだしてしまうのは、もったいない。その過程が楽しい。過程が楽しめなければ...多分、とても退屈な映画に思えることだろう(慣れるまでに、ちょっと時間が必要かも)。最後にたどり着くのは、やはりシルビア?(少なくとも目はたどり着いた)
映画を見ながら、どこの街か考えていた。道がくねっている...中世の街であることは確かだ。パリではなさそうだ...ハーフティンバー! ストラスブール? 確かに歩き回った...女の子は追いかけなかったけど、スケッチブックは持っていた。
彼のような経験をしている人は、案外多いのかもしれない...と思ったりもする。
■公式サイト
http://www.eiganokuni.com/sylvia/index2.html
■解説
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD16584/index.html
http://www.cinemacafe.net/movies/cgi/23063/
http://www.cinematoday.jp/movie/T0008906
#映画の部屋
「空気人形」メモ書き(2009年10月15日) [ 映画の部屋]
「空気」...
バシュラールは???
ミケランジェロは???
人と物に関わる人たち...(全ての人たち)
九鬼周造 粋 息 生き 意気
息をしている=生きている
生きている=意気を持つ(心を...)
"あぶ" が運び、"風" が運ぶもの
心を尽くした言葉に心が動かないこともあれば、路上で踏みつけられたガムの形にひらめくこともあるだろう。
何が、"あぶ" であり"風" であるのかは、わからないものだ。
全てのもの、全ての人に、風になる。
メーテルリンクの「青い鳥」のなかの言葉...
ピノキオ???
いろいろ考えようと思っていて、いつの間にか忘れてしまっていたことごと。
◆リンク
http://www.kuuki-ningyo.com/index.html
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD14228/index.html
http://www.cinemacafe.net/movies/cgi/22298/
http://www.cinematoday.jp/movie/T0007420
#映画の部屋
リンドグレーンの映画... [ 映画の部屋]
我が家では、3日前に「長靴下のピッピ」を、2日前に「ロッタちゃん はじめてのお使い」を、昨晩を「親指こぞうニルス・カールソン」を見ています。
9歳の長男は、保育園の頃から慣れ親しんでいるので、思い出したように「見たい」と言います。
5歳の次男は、長男ほどには見る機会はなかったので、自ら「見たい」とは言いません。それでも、兄ちゃんにつられて見ているうちに、笑いの壷を心得ていくようです。
それはもちろん悪戯の場面であったり、大人をやり込める場面です。
ピッピが悪者を投げ飛ばしたりすると大喜び。「赤ちゃんのように...」と悪者が嘆くと、また大喜び。ケーキに顔を突っ込んだりすると、こちらの顔色をうかがって...やっぱり喜んでいます。
ロッタちゃんがセーターをはさみで切り裂いていく場面に、次男はちょっとあっけにとられていたようですが...。
ニルスがいつも助けを求めていると「自分でもなんかしろよ」と長男。
大人がつくってきたタブーを気持ちよいまでに打ち壊していくのは、いつの時代の子供も大好きです。そして、いつの間にか物語の中に入っていき、物語と会話していく様子はなかなか楽しいものです。
それはさておき、このタイミングでこのニュース...何かある??? リンドグレーンを描いたこの映画...見ないわけにはいかないな...。
アストリッド・リンドグレーン(Astrid Lindgren/1907.11.14〜2002.1.28)スウェーデンの児童書の編集者、児童文学作家。彼女の著書は、世界の70ヶ国語以上に翻訳され、100以上の国で出版されている。
◆「長くつしたのピッピ」に関する記事
http://room7.blog.so-net.ne.jp/2008-08-20
◆「ロッタちゃん はじめてのおつかい」の記事
http://room7.blog.so-net.ne.jp/2008-08-21
他のシリーズもありますが、家の子にはこちらがうけています。
こちらもいける。お兄ちゃんが溺れる所が面白い...というのは、なんとも...。
VHSしかないようですね...なかなかスリリングです。
#映画の部屋
リーボヴィッツ...レンズの向こうの世界はどうなる? [ 映画の部屋]
以前、彼女のドキュメンタリー映画(アニー・リーボヴィッツ/レンズの向こうの人生)を見ていただけに、なぜ???? とうい感じを受けるニュースなのだが、彼女の借金と差し押さえについては、昨年の夏ぐらいから話題になっていたことなのだそうだ。
今後どうなっていくのか...とりあえず作品の散逸はまのがれたということか?
アニー・リーボヴィッツ(Annie Leibovitz/1949.10.2〜 )アメリカの写真家。
http://ja.wikipedia.org/wiki/アニー・リーボヴィッツ
コネチカット州ウォーターバリー出身のユダヤ系。父親は空軍大佐、母親はモダン・ダンサー。サンフランシスコ・アート・インスティチュートで絵画を学びながらローリング・ストーン誌で働く。
1973年にローリング・ストーン誌のチーフ・カメラマンとなり、1975年にザ・ローリング・ストーンズのツアー撮影を手掛け、一躍有名になる。1980年にジョン・レノンと妻オノ・ヨーコの写真を撮影。この数時間後にジョンは暗殺され、写真はローリング・ストーン誌のジョン・レノン追悼号の表紙となった。
1983年にヴァニティ・フェア誌に移籍。1991年にデミ・ムーアの妊婦姿のヌードが表紙を飾り、論争となる。
1998年にヴォーグ誌に移籍、ファッション関連の仕事も始める。
私生活では、1989年にエッセイストのスーザン・ソンタグと出会い、スーザンの亡くなる2004年まで親密な関係にあった。3人の子供がいるが、2001年に生まれた双子は代理母の出産である。
「アニー・リーボヴィッツ/レンズの向こうの人生」について
◆映画の解説
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD11601/
http://www.cinemacafe.net/movies/cgi/20237/
http://www.cinematoday.jp/movie/T0005673
◆「アニー・リーボヴィッツ レンズの向こうの人生」オフィシャルサイト
http://annie.gyao.jp/
バーバラ・リーボヴィッツ(Barbara Leibovitz/)アメリカの映画監督、プロデューサー。
◆監督作品
"Imagine" (1 episode, 2008)
- Annie Leibovitz: Life Through a Lens (2008) TV episode
"American Masters" (1 episode, 2006)
- Annie Leibovitz: Life Through a Lens (2006) TV episode
Extreme Aerialists: The World's Best Tightrope Walkers (2005) (TV)
National Geographic: The FBI (2003) (TV)
L.A. Lifeguards (1998) (TV)
Salvaged Lives (1995)
◆アニー・リーボヴィッツの写真を見る
アニー・リーボヴィッツ レンズの向こうの人生 コレクターズ・エディション [DVD]
- 出版社/メーカー: ギャガ・コミュニケーションズ
- メディア: DVD
Photographs Annie Leibovitz 1970-1990
- 作者: Annie Leibovitz
- 出版社/メーカー: Harper Perennial
- 発売日: 1992/10/21
- メディア: ペーパーバック
#映画の部屋
誕生日に太鼓を/ギュンター・グラス [ 映画の部屋]
誕生日にYouTubeを2/リリアン・ギッシュ [ 映画の部屋]
今日は、リリアン・ギッシュの誕生日ということで...。YouTubeをどうぞ
「嵐の孤児 |(Orphans of the Storm:1921年)。リリアン・ギッシュ&D・W・ グリフィス。
◆リリアン・ギッシュに関する記事はこちらにも
http://room7.blog.so-net.ne.jp/2008-08-03
http://room7.blog.so-net.ne.jp/2008-08-02
リリアン・ギッシュ自伝―映画とグリフィスと私 (リュミエール叢書)
- 作者: リリアン ギッシュ
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 1990/08
- メディア: 単行本
#映画の部屋
『鉄腕アトム』を、ハリウッドでフルCG化 [ 映画の部屋]
【10月10日 AFP】手塚治虫(Osamu Tezuka)原作の漫画『鉄腕アトム(Astroboy)』を、米ハリウッド(Hollywood)でフルCG化したアニメ映画『ATOM』が10日、劇場公開された。
『ATOM』の制作は、香港(Hong Kong)のCGアニメ製作会社イマギ・アニメーション(Imagi Animation)が米ロサンゼルス(Los Angeles)郊外にもつスタジオで行われた。
米国では今月23日から公開されるが、イマギでは制作費6500万ドル(約58億円)を掛け、ハリウッドのアニメ界を独占するドリームワークス(DreamWorks)やピクサー・アニメーション・スタジオ(Pixar)といったスーパースタジオが独占するシェアに分け入り、アジア系プロダクションの新風を巻き起こすこと意気込んでいる。
英語版の声優は、「アトム」が『チャーリーとチョコレート工場(Charlie and the Chocolate Factory)』で主役の少年を演じた17歳のフレディ・ハイモア(Freddie Highmore)、アトムの生みの親である科学者、天馬博士(Tenma)をニコラス・ケイジ(Nicolas Cage)が務める。
(c)AFP/Mathew Scott
夏休みに子供が読んでいた本に「手塚治虫(ポプラ社)」と「ディズニー(偕成社)」があった。
子供の頃から描くことが好きで、自然を愛した姿に共通のものを感じたが、ビジネスの世界での失敗と成功を繰り返すディズニーと、漫画を芸術や文学の領域に高めていこうとする手塚治虫には、彼らの生きた社会の違いも感じたりした。
今、あの「鉄腕アトム」が、虫プロではなく、海外のアニメーション会社の手によって、海外に進出するということは、どういう意味を持っているのか...手塚治虫を愛読してきた私としては、興味を持たざるを得ない。
#映画の部屋
タグ:手塚治虫
誕生日に足上げを/ジェローム・ロビンス [ 映画の部屋]
今日は、ジェローム・ロビンスの誕生日ということで...。(指を鳴らしながら)足上げをどうぞ
ウエスト・サイド物語 (コレクターズ・エディション) [DVD]
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- メディア: DVD
#映画の部屋
誕生日にYouTubeを/エド・ウッド [ 映画の部屋]
今日は、エド・ウッドの誕生日ということで...。YouTubeをどうぞ
Plan 9 from Outer Space (1959)
エド・ウッドを知りたくなったら...お馴染み、ティム・バートン&ジョニー・デップ
#映画の部屋
グレース公妃にロデオ・ドライヴ・ウォーク・オブ・スタイル賞 [ 映画の部屋]
グレース・ケリーをはじめて見たのは、ヒッチコックの「裏窓」だったように思う。彼女が現れると、世界が変わる...というか、重苦しい空気のなかに、期待感のようなものが生まれてくるような...。
映画という表現手法にとって、とてもありがたい存在の女優さんだったのだと思う。
大富豪のお嬢さんで、こどもの頃から教養を身につけていたことと無関係ではないのだろう...。
グレース・パトリシア・ケリー(Grace Patricia Kelly/1929.11.12〜1982.9.14)アメリカの女優。モナコ公国レーニエ大公妃。
妊娠中、大きくなったお腹を隠すために使った「ケリーバッグ(エルメス社の「サック・ア・クロワ」)」が有名。
■ロデオ・ドライヴ・ウォーク・オブ・スタイル賞
2003年にファッションとエンターテインメントの世界で、伝説的なスタイル伝説スタイルを生み出した人々をリスペクトするためにビバリーヒルズ市とロデオドライブ委員会によって設置された賞。
受賞者には、ロバート・グラハム(Robert Graham)によって作成された「トルソ」と題する彫刻が渡されます。これは、ロデオドライブとデイトンウェイの交差点に設置された、高さ14フィートのアルミ製のオブジェのレプリカです。
歴代の受賞者
GIORGIO ARMANI
TOM FORD
PHOTOGRAPHERS
HERB RITTS & MARIO TESTINO
COSTUME DESIGNERS
EDITH HEAD, JAMES ACHESON& MILENA CANONERO
SALVATORE FERRAGAMO
GIANNI VERSACE &DONATELLA VERSACE
JAMES GALANOS
MANOLO BLAHNIK
VALENTINO GARAVANI
PRINCESS GRACE OF MONACO
CARTIER
◆ロデオ・ ドライヴ・ウォーク・オブ・スタイル賞 オフィサルサイト
http://www.rodeodrive-bh.com/index2.html
裏窓 (ユニバーサル・セレクション2008年第5弾) 【初回生産限定】 [DVD]
- 出版社/メーカー: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
- メディア: DVD
泥棒成金 スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]
- 出版社/メーカー: パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
- メディア: DVD
#映画の部屋